社長メッセージ

メディア業界は今、激変の嵐の中にいます。
考えてみれば、自分がこの業界で働き始めたころ、動く映像と言えば、地上波テレビと劇場映画ぐらいのものでした。
それから約35年、状況は一変しました。
パッケージメディアに続いて、BS、CS衛星放送が始まり、そしてインターネットによる動画配信が登場しました。
もはや、映像は一部の特別な人たちによるものではなく、誰にでも制作可能、そして発信可能なものとなりました。
今や、誰でも価値の高い情報を映像によって送り出すことができ、誰にも大ヒットコンテンツを生み出すチャンスがあるのです。

しかし、というか、だからこそ、本当に価値のあるコンテンツの重要性がこれまでより増していると私たちは考えます。

ありとあらゆるジャンルの夥しい数の映像コンテンツが氾濫する中、視聴者はますます求めていると思うのです。
「どのチャンネルを見れば、優れた、そして自分に合ったコンテンツが見られるのか?」と。

私たちは視聴者が見たいと思うコンテンツを探しだします。
この会社にはその目を持ったキュレーターがいます。

私たちは視聴者が見たいと思うコンテンツを創り出します。
この会社にはその腕を持ったクリエーターがいます。

レストランに例えるなら、あらゆる種類の料理を出す大味な店ではなく、クオリティの高い料理を出す専門店として、視聴者のニーズに応えていきます。

スティーブン・スピルバーグはこう言っています。
「僕は夜に夢を見るのではない。一日中夢を見ている。生きる糧として夢をみているんだ」

そんな夢をこれからも視聴者の皆さんに届けていきたいと思います。

代表取締役社長 石原 隆

プロフィール

1960年、愛知県出身。東京外国語大学卒業後、1984年にフジテレビ入社。
編成部に所属し、多くのテレビドラマ制作に関わる。
現在も続く人気シリーズ「世にも奇妙な物語」を1990年に企画。その後、「振り返れば奴がいる」(1993)、「じゃじゃ馬ならし」(1993)、「古畑任三郎」(1994~2006)、「お金がない!」(1994)、「王様のレストラン」(1995)、「コーチ」(1996)、「やまとなでしこ」(2000)、「HERO」(2001)、「恋ノチカラ」(2002)、「美女か野獣」(2003)など多くのドラマを企画しヒットに結びつける。
また劇場映画においても「THE 有頂天ホテル」(2006)、「ステキな金縛り」(2011)、「記憶にございません!」などの三谷幸喜監督作品や、「そして父になる」「万引き家族」などの是枝裕和監督作品などをはじめ、数々の製作に携わる。
2006年にドラマ制作センター室長に就任後、映画事業局制作担当局長、ドラマ制作担当局長、映画事業局長、編成局長などを歴任し、2017年に取締役に就任。
2021年、日本映画放送株式会社・代表取締役社長に就任。

代表取締役社長 石原 隆