2011年6月2日(木)
日本映画衛星放送株式会社

日本映画衛星放送 代表取締役社長・杉田成道が
監督作「最後の忠臣蔵」にて第30回藤本賞 特別賞を受賞

CS放送の日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルを運営する日本映画衛星放送株式会社(東京都港区)の代表取締役社長・杉田成道が、監督作の映画「最後の忠臣蔵」(2010年12月18日公開)にて第30回藤本賞の特別賞を受賞いたしました。

■藤本賞とは
藤本賞とは、映画づくりに生涯を捧げ、277本もの作品を製作した名プロデューサー・藤本真澄氏(故人)の功績を讃えて映画配給会社・東宝株式会社が設けた賞で、毎年功績著しい活躍が認められた映画製作者に対して贈られる賞です。

■受賞理由
異色の忠臣蔵文学を新しい映像の仕掛けを加えた巧みな脚色と現代感覚で映画化した秀作時代劇「最後の忠臣蔵」を監督し顕著な活躍をした。理想的配役の実現で製作を決定づけ、京都映画人伝統の技を登用し堂々の演出で父と娘に見えながら幾重にも色づく主従二人の関係を透明な抒情で描き、観客に深い感動と哀切の終幕を刻む一級のエンタテイメントを創造した功績に対し。

■映画「最後の忠臣蔵」について
日本人なら誰もが知っている忠臣蔵。史実では大石内蔵助以下赤穂浪士47人による吉良邸討入り、その後の切腹で事件は終わったと思われていた。しかし、忠臣蔵の本当の結末ではなかった。討入りから16年―、切腹を許されず大石からの密命を全うすべく、人知れず苦しみ、もがきそして懸命に生きる二人の武士の生き様を描いた感動作。

【スタッフ】
監督:杉田成道
原作:池宮彰一郎/脚本:田中陽三/音楽:加古隆/美術監督:西岡善信
【キャスト】
役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ/山本耕史/田中邦衛/安田成美/片岡仁左衛門(特別出演)

「最後の忠臣蔵」公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/chushingura/
2010年12月18日公開/DVD&ブルーレイ 2011年6月15日発売

■杉田成道(すぎた・しげみち)プロフィール
1943年、愛知県出身。1967年にフジテレビ入社。1974年「夏の家族」第12話で演出家デビューを果たす。1981年からスタートした不朽の名作「北の国から」シリーズ、スペシャルドラマを演出。1990年の「失われた時の流れを」で第27回ギャラクシー賞、1998年のフジテレビドラマスペシャル「町」では第52回芸術祭大賞を受賞するなど、その演出力の高さで評価されている。映画監督作品として『優駿 ORACION』(88)、『ラストソング』(94)を手掛け、昨年公開の「最後の忠臣蔵」が映画監督作3本目となる。
現在、社団法人日本映画テレビプロデューサー協会会長、株式会社フジテレビジョン エグゼクティブ・ディレクター、日本映画衛星放送株式会社代表取締役社長。