2012年1月22日(日)
日本映画衛星放送株式会社

時代劇専門チャンネル ファン感謝祭2012 
「鬼平外伝 熊五郎の顔」特別先行上映イベントレポート

 シニア世代の視聴者から圧倒的な支持を得ている時代劇専門チャンネル(日本映画衛星放送 株式会社/東京都港区/代表取締役社長 杉田成道)では、毎年恒例のファン感謝祭を今年も開催(1月22日/於:銀座ブロッサム)。池波正太郎原作のチャンネルオリジナル本格時代劇第2弾「鬼平外伝 熊五郎の顔」(2月11日よる8時放送)を特別先行上映、主演の寺島しのぶをゲストに迎え、熱気あふれる時代劇ファン約700名に向けたトークショーを行いました。

 昨年6月に視聴可能世帯数800万世帯を突破した時代劇専門チャンネルは、いち早くチャンネルの視聴者の皆様にオリジナル本格時代劇第2弾「鬼平外伝 熊五郎の顔」を観ていただこうと、毎年恒例のファン感謝祭にて1月22日(日)(於:銀座ブロッサム)、特別に先行上映いたしました。さらに、主演の寺島しのぶをゲストに迎えたトークショーでは、時代劇を通じて藤田まことさんから教わったという経験談や、時代劇への熱い思いやなどが飛び出し、時代劇ファン約700名を大いに沸かせました。

原作  池波正太郎「熊五郎の顔」(短編集「にっぽん怪盗伝」所収)
監督  井上昭(映画「座頭市二段斬り」、
         TV「鬼平犯科帳」、「剣客商売」)
脚本  金子成人(TV「鬼平犯科帳」、
         「剣客商売」、大河ドラマ「義経」)
出演  寺島しのぶ(ベルリン国際映画祭最優秀女優賞受賞)
         小澤征悦、星野真里、山田純大、中本賢、平泉成 ほか
物語  あの男(ひと)は、運命の人か、夫の仇か――――
悪名高き盗賊“洲走(すばしり)の熊五郎”に夫を殺された女房・お延(寺島しのぶ)はある日、
病に倒れた旅商人の信太郎(小澤征悦)を助ける。二人はやがて愛し合い所帯を持つ約束を交わすが、その直後に熊五郎の手配書を見て驚愕する。熊五郎の人相は、信太郎と瓜二つだった…

<トークショー(1/22)でのコメント>
寺島しのぶ(お延(のぶ)役)「剣客商売」の三冬役が来たときは、チャンバラができる!と思いました。小さい頃からチャンバラをやりたかったので楽しみでした。袴で剣士の役というのでとても楽しみだったのですが、アッと言う間に結婚して子供が出来て家にいなければいけないシーンが多くなってしまって。もうすこし手が離れたらもう一回復帰させてくださいとお話していましたが、やはり藤田さんがね…すごく残念でした。私自身も藤田さんには色々なことを教えていただいたんです。私にとってはそういう経験は宝物ですね。初めの頃は、刀を持つとき藤田さんが「三冬どの、本物の剣はそんなに軽くありません」と仰って、お昼休憩後に藤田さんが本当の刀を借りてきてくださいました。「これをもってごらん」と仰って、持ってみたら全然重さが違いました。「やはり持つということは剣士の持つ責任・重みを感じてやらなきゃいけないんだよ」と。本当にあたたかくて真摯な方で大好きでした。
きっと私たちが知らなくても何十年前にあったであろうものを時代劇は体現しているわけですよね。だから役者にとっては本当に想像の世界でしかないのですが、それは演じ甲斐があります。またセリフが現代と違って、重みがあり、特に池波正太郎さんの世界というのはすごく美しい世界ですし、料理の表現など楽しめる要素がいっぱいあるので、その世界に浸れるというのは幸せだなって思いますよね。時代劇は日本の文化、伝統文化ですね。