2012年7月1日(日)
日本映画衛星放送株式会社

オリジナル本格時代劇第三弾 制作決定!!
スカパー!・時代劇専門チャンネル presents
「鬼平外伝 正月四日の客」

スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:高田真治)は、「時代劇専門チャンネル」(スカパー! HD Ch.662、スカパー! Ch.718、スカパー! e2 ch.292)を運営する日本映画衛星放送株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉田成道)と2010年、2011年に引き続き、オリジナル本格時代劇第三弾の制作を決定致しました。

かつては数多くの作品が放送されていた時代劇。視聴者の趣味・嗜好の多様化が進み、その数も徐々に減少し、民放の地上波からレギュラー番組としての時代劇はついに姿を消しました。このテレビ放送における時代劇危機的状況のなか、スカパー!(スカパーJSAT株式会社が運営する有料多チャンネル放送)と時代劇専門チャンネル(日本映画衛星放送株式会社が運営する時代劇専門のチャンネル)は2010年、CS初のオリジナル時代劇の制作に進出。その第一弾「鬼平外伝 夜兎の角右衛門」は各所で大きな反響を呼び、2011年制作の第二弾「鬼平外伝 熊五郎の顔」も多くの注目を集め、好評を博しました。

「鬼平外伝」とは、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の活躍を描いた池波正太郎原作の大人気時代劇「鬼平犯科帳」の世界を、追われる側の盗賊や市井の人々を主役に新たな視点で描いたドラマです。第三弾となる今回は、前二作と同じく池波正太郎が「鬼平」以前に描いた"盗賊"を主人公にした短篇集「にっぽん怪盗伝」の一篇「正月四日の客」。そのシンプルでスリルに富んだ語り口から、「鬼平」の原型になったといわれる名作です。舞台は、江戸のある蕎麦屋。そこで出される"信州さなだ蕎麦"をきっかけに、蕎麦屋の亭主と盗賊の不思議な交流が始まる…。「人の心」と「食べ物」が取り持つ縁を描いた、池波文学の魅力が凝縮された物語です。

主役の盗賊には、「暴れん坊将軍」をはじめ、数々のテレビ時代劇で圧倒的な存在感を発揮し、ファンを魅了する時代劇スター・松平健。相手役の蕎麦屋の亭主には、テレビ、映画、舞台で幅広く活躍を続ける演技派俳優・柄本明。名優二人の演技合戦が味わえる大人のための本格時代劇です。スタッフは、前二作でも高い評価を得た監督・井上昭、脚本家・金子成人、松竹撮影所の職人たちをはじめ、「鬼平犯科帳」制作スタッフが再集結。 京都の熟練スタッフと共に 新作時代劇を制作することで、次の世代へ"時代劇文化"を継承して参ります。

<放送概要>

 ◆ 番組名

スカパー!・時代劇専門チャンネルpresents 『鬼平外伝 正月四日の客』

 ◆ スタッフ・キャスト

【原作】池波正太郎「正月四日の客」(「にっぽん怪盗伝」所収 角川文庫刊)
【監督】井上昭(映画「座頭市二段斬り」「眠狂四郎多情剣」TV「鬼平犯科帳」「剣客商売」「鬼平外伝」シリーズ)
【脚本】金子成人(TV「鬼平犯科帳」「剣客商売」大河ドラマ「義経」「鬼平外伝」シリーズ)
【出演】松平健、柄本明 ほか